八重洲ブックセンター、紀伊国屋書店、ジュンク堂など全国書店にもあります（旅行コーナーあたり）

2004年10月初版発行

この本について：

　『和菓子で楽しむ東京散歩』（廣済堂出版）など、和の文化を書いてきた著者。今回は、子供の頃から好きだったお寺に「原点回帰」し、思う存分筆をふるいました。

あとがきより：
　−−わたしは、モノ書きの仕事をする前から、自分が開設した「仏像Ｗｅｂサイト」で好き放題に仏像のことを書いていました。子供の頃漠然と感じていたお寺の魅力が仏像へ集中したわけですが、その後仕事で日本酒や和菓子など日本文化の話題を書くようになると、そういったもののルーツがことごとくお寺にあることを知り、日本文化の下地とも言えるお寺の多様な機能に改めて注目するようになりました。

　日本人なら日本を知りたい、日本を知るならまずお寺！　ただしムズカシイ話抜きで、というのがアイデアの発端だったと思います（もう遠い昔で記憶も薄い）。企画は長い間発酵熟成され、こんな本を生み出しました。子供の時の「お寺ネタ」が今になって生きてくるんだから、人生何が幸いするかわかりません。

　いいお寺にはきっと「癒し」以上の何かがある。なにかと生きづらい今の世の中にはそれが必要です。そのために本書が助けになればうれしいです。−−

宮澤やすみ