2nd Album『末法思想』 楽曲解説
「むかえにきたよ」
Contents
解説
歌詞
【むかえにきたよ】解説
宮澤やすみコメント
タイトルから先に書いた曲。意味合いとしては”おむかえがきたよ”なんですが、より可愛らしい印象をもたせたかったので「むかえ(に)きたよ」にしました。
ぼくはときどき、演者のキャラクターに合わせて作品を書く「当て書き」をします。
たとえば、1stアルバム収録の「Great Sunshine Boy」は、ツバキングのラウドなドラムと、馬場(相馬)絹依のブルドーザー・ベースを想定して書いたもの。
石舞台で初演した「夕焼けの法華堂」(のちにブッツで収録)は、まりこふんのソウルフルな歌を想定して書いた。
今回収録の「むかえにきたよ」は、当時ブッツのメンバーだった、サトウトモミが歌うことを最初から想定して書きました。
わざとらしくかわいらしいメロディになってますが、それをあえてかわいらしく歌ってもらう、ベタなやつです。そのほうがかえって後半の恐怖感が引き立つのです。
さすが百戦錬磨のトモミさん、こちらの意図を汲み取って、イメージ通りのナイスな歌唱をいただきました。
明るい歌声に潜む、そこはかとない恐怖を感じてもらえたらうれしいです。
中間部の男声パートは今回ぼくが歌いましたが、別の人にやってもらうのもまたよさそうですね。
メンバー全員の声も入っています。とくに、ほっしいの「なんまいだー」の声がかなり恐怖です(イヤホンで聴いてみて)。
ミキシングでは、前半のおさんぽソングと、途中の展開との音圧のバランスを取るのに苦心しました。
出だしの歌詞”山の向こう何か見える 大きな影がやってくる”とは、山から巨大な阿弥陀が現れる「山越来迎図」のことです(ネットで検索)。 ブラック・サバスのデビュー曲「Black Sabbath」の歌詞からもちょっとインスパイアされています(笑)。
サトウトモミ在籍時のThe Buttz
【むかえにきたよ】歌詞
3人編成時のThe Buttz(銀座ハンズエキスポカフェ)
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宮澤やすみ and The Buttz(PCサイト)
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