2nd Album『末法思想』 楽曲解説
「小唄 お前に意見-RAMONESに捧ぐ-」
Contents
解説
歌詞
【小唄 お前に意見-RAMONESに捧ぐ-】解説
宮澤やすみコメント
次トラック「No Fear! 施無畏印」のイントロとして、ぼくの専門である小唄を入れています。
この小唄を選んだ理由はあまり無いです。しかし、この小唄の脱力感が、次のパンクと良い対比になって、コントラストを楽しんでいます。
歌詞の内容は、あんたに何を言ってもダメだよホントにもう勝手にしなよ、みたいな歌ですね。
"RAMONESに捧ぐ"とあるのは、まあ聴けばわかると思うので……
1stアルバム『Ash-La La La』でも、小唄-Black Sabbathに捧ぐ- を収録しました。どちらの小唄も、演奏の終わりの処理で、それぞれのバンドのオマージュしてるわけですね。マネではなくてオマージュということでね。
まあちょっと真面目なことを書きますと、小唄は、数あるクラシカルな日本伝統音楽のなかでも後発で、そのぶんポピュラーミュージックの側に寄っています。いっぽう、ラモーンズやブラック・サバスは、当時は斬新だったでしょうが、今はもはや伝統音楽の一環に位置づけられるのではないか。
そう思いまして、ぼくの中では小唄も70'sロックも、「伝統」と「ポピュラー」の円環が重なる位置づけにあって、わりと近しい文化と捉えている次第です。
当時のライブ写真(四谷アウトブレイク)
【お前に意見】歌詞
お前に意見はぬかに釘
豆腐にかすがい ざるに水
煎餅に金槌ゃ 応えが無いわいな
ウンまあそのとおり
小唄の演奏。左から2番目が宮澤やすみ
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宮澤やすみ and The Buttz(PCサイト)
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