2nd Album『末法思想』 楽曲解説
「寄木造」
Contents
解説
歌詞
【寄木造】解説
宮澤やすみコメント
昭和終わりくらいの時代感。お調子者の部長とイケイケOLのデュエットで、忘年会で歌ってもらうようなイメージで書きました。
アルバムには2種類のミックスを収録。
冒頭は「男女和合Mix」。まこっちゃん(大薮麻琴)のソウルあふれる歌声が大当たり。ワタクシ宮澤もいっしょに歌いました。
そして生の三味線も良いスパイスとして入れることができたと思います。
トラック7に収録したのはバンドだけの男声バージョン。これはこれで淫靡な感じが出せたんじゃないでしょうか。音はトラック1よりもストレートなロックサウンドになっているかと思います。
家永サンシャインの流麗なギター(右チャンネルから聞こえる)と、宮澤やすみのエッジの効いたエレキ三味線(左チャンネル)の絡み具合も苦心してミキシングしました。
ギターや声を重ねてハモらせるサウンドは、やっぱり最近ね、クイーンが流行りましたからね(笑)。映画「ボヘミアン・ラプソディ」にもあったように、短いフレーズを何度も録って重ねる地道な作業を繰り返し、とにかく作り込みました。
楽曲の内容は、「心がきれいな人が聴いたら、仏像の制作技法を歌にしたものだとわかる一曲」という触れ込みですけど、まずふつうの人が聴けばかなり淫靡な歌詞に聞こえるよね(笑)。べつにいいんですそれで。
ちなみに、寄木造(複数の木を組み合わせて一つの彫刻を作る)の技法としては、枘(ほぞ)を枘穴に差し込むやりかたと、漆を接着剤に使ってぴったり断面をくっつける技法とあるそうです。
当初、こういうテイストの曲はバンドに合わないんじゃと思っていましたが、やってみると良い具合なので、気に入ってライブで歌うようになりました。おかげで、トラック7の「寄木造」男声バージョンができました。これはバンドメンバーだけでライブ演奏に近い、よりロック色の強い音に仕上げました。例えていうなら、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」と、来生たかおの「夢の途中」が両方収録されている、と解釈してください(若い人はわかんないねゴメン)。
いずれにしても、どちらもレモンサワーを何杯も飲んで楽しく聴いてほしい。できればカラオケ配信もしたい曲です。
まこっちゃん(大薮麻琴)とレコーディング
【寄木造】歌詞
大薮麻琴「寄木造」を歌う
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宮澤やすみ and The Buttz(PCサイト)
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